[結論] 植物では、気温や降水量に応じてライフサイクルや形態、生理機能を変化させられる種、動物では適した環境に移動することができ、雑食性・恒温性など気候条件に左右されない特徴をもつ種が気候変動に強い。また、生態系としては、気温などのライフサイクルのシグナルが共通していることで相互作用を維持できること、あるいは多様性があり、気候変動に対応できる可能性が高いことが気候変動に強い特徴である。
Kino-lab blog
東北大学大学院 情報科学研究科 生命情報システム科学分野 木下賢吾研究室のブログです。 研究室での出来事などについての記事を公開していく予定です。。
2024年12月24日火曜日
2024年12月19日木曜日
大学生物の教科書 第5巻 生態学 第26章 生態学的群落(コミュニティ)
[議題] 種の豊かさと種の均等度の程度の高低で群落の特徴を考える
[結論] 種の均等度は人間の介入や外来種の侵入によって低下し、種の豊かさはエネルギー入力の変化や第一生産者の量に大きな影響を受ける。また、島の生物種の豊かさは面積と隔離度に依存し、大陸から遠い島ほど定着速度が低く種の豊かさの平衡点も低くなる。
2024年12月12日木曜日
大学生物の教科書 第5巻 生態学 第25章 生物種間相互作用の生態学的・進化論的意義
[議題] 外来種の攻撃に対抗しやすい防御メカニズムは?
[結論] 外来種の攻撃、特に捕食に絞って、それに対抗しやすい防御メカニズムについて考えた。具体的なものとして、毒や擬態などが挙げられた。また、ある種に対する特異的な防御よりも、様々な種に対して汎用性の高い防御の方が有効であると考えた。そのような汎用性には、持っている防御手段の種類や、環境における元々の捕食者の多様性が関係していると考えた。
2024年12月6日金曜日
大学生物の教科書 第5巻 生態学 第24章 個体群
[議題] 無限成長はどのような利点をもたらすのか
[結論] 無限成長により大きくなり続けると雌魚はより多くの卵を産むことができる。また、大きな雌魚は油球システムが安定し、卵の生存確率が高くなる。これらのメリットを魚が享受できる理由についても考察した。結果、魚はエネルギーを成長に回しやすいこと、生殖が相手の大きさに依存しないことが挙げられた。
2024年11月27日水曜日
大学生物の教科書 第5巻 生態学 第23章 環境における生物
2024年11月19日火曜日
大学生物の教科書 第4巻 進化生物学 第22章 動物の進化と多様性
[議題] ヒトの脳のサイズの増加が鈍化しているのはなぜか
[結論]脳のサイズの増加が鈍化している要因として、脳のサイズ増大に伴うコストの問題や、ある閾値以上の脳サイズではさらなる生存上のメリットが得られないことが推察される。また、社会性を身に着けたことや、言語や絵画が出現したことにより、個体の記憶にかかる負担が減り結果的に脳のサイズを増加させる必要がなくなったことも原因として考えられる。
2024年11月13日水曜日
大学生物の教科書 第4巻 進化生物学 第21章 地球上における生命の歴史
[議題] 酸素濃度が高いと大きな体を維持できるメカニズムは? [結論] 体表から酸素を取り込む爬虫類や昆虫において、体が大きく表面積/体積の比率が小さい場合、十分な酸素を得にくくなるが、酸素濃度が高い時、その分十分な酸素を得ることができるようになるため、大型の爬虫類・昆虫もその体を維持できるようになる。