元論文(http://www.nature.com/nature/journal/v529/n7585/full/nature16504.html)
担当:田河
参加者:7名
概要:
腸内細菌マイクロバイオームと食物繊維の話
研究のきっかけは、現在でも伝統的な生活をしている集団は都市部の生活をしている人よりも細菌叢の多様性が高かった(これもこの研究者の研究)→都市的な食生活のせいで多様性が失われたのでは?
食物繊維は腸内細菌にとっての主要なエネルギー源のためこれを減らすとどうなるのかラットを使って調べてみた
結果、食物繊維に含まれる細菌叢が分解できる炭水化物(MAC:Microbiota-accessible carbohydrates、水溶性食物繊維?)を少なくした食事をしたマウスは細菌の多様性が減った。さらに1世代内においては食事を高食物繊維職に戻したところ多様性がかなり戻った(完全ではない)。低食物繊維職を世代に渡って続けると多様性はどんどん減っていた。そして4世代にもなると食物を戻しても多様性は失われたままだった。
よって人間でもすでにいくつかの細菌が食生活の変化によって絶滅してしまっているのかもしれない。
また従来の食生活をしている集団はたとえ場所が違っていても共通の細菌を保有していた
この最近の多様性の減少が何をもたらしているのかはわからないが、もしかすると現代病の原因にもなっているのかもしれない。
議題:同業者同士の結婚は幸せか
まとめ
同業者の定義
- 同じ職業(教師や医者、研究者)
- 同じ会社
- 同じ部署
- 本人が幸せならばよいか
- その子供や雇い主側の幸せは個人の幸せとは変わってきそうである
- メリット
- 家でも成果があげられる(些細な議論等も気兼ねなくすることができる)
- 2人でいつでも行動できる
- 同業者だからこその悩みを理解できる
- 学会なんかで一緒に旅行に近いことができる
- お互いの意欲が一致していれば幸せである確率が高そう
- そもそも上手く行っているから離婚せずに続いている
- デメリット
- どこにいても仕事のことを考えなくてはならない
- 同じような生活パターンになりがち
- 研究者の場合同じ機関に所属することが難しい場合もある
- 相手のキャリアが妬ましくなることがある
結局は上手く行った人は離婚をしないため、うまくいっている人が多いように見える。ただし相手との社会上の関係性は通常の夫婦よりもよりシビアになりそうだという印象を受けた。