担当: 高橋和
参加者: 6名
【議論点】
ガンの環境因子を調べることはなぜ困難なのか
1. どういった環境因子ががんを引き起こすのか
・環境因子: 薬物によるもの,人種,生活習慣
・遺伝因子 < 環境因子
・データの少なさによるものなのか,倫理的な理由なのか
・がん発生率への環境の影響(p1128 fig20-37)
・変異原物質,摂食量,ホルモン,刺激,感染,組織損傷
2.なぜ環境因子の方ががん発生率への影響が大きいのか
・実際にデータとして,クラスタリングできるから
・環境に適応できない遺伝因子(?)
・時間経過による変化ががんを引き起こす
3. 遺伝因子と環境因子
遺伝因子
・ゲノムは可読,定量化できる
・個人によるもの
・マウスなどで検証可能
環境因子
・正確にモニターできない,要素が多すぎる
・比較実験しづらい(再現性が低い)
・変化する,不安定
4.環境因子はどうしたらモニターできるのか
・運動量(GPS),睡眠量,摂食量,体重
・気温,湿度
・ヒトとの接触(精神面,感染症)
・腸内細菌,便の解析
・光強度,紫外線
5.結論
環境因子を完全にモニターできた場合,傾向が見えるかもしれない