2023年12月21日木曜日

大学生物学の教科書 第5巻 第23章 環境における生物

【議題】人類によるエコシステムの単純化は何を引き起こす

【結論】各地の人的な活動は、世界全体の生物種の減少に繋がり、生物多様性を損ねる。これにより、ウイルスの影響が大きなものになること予想され、人類の医療技術とより早く進化するウイルスが争う未来も予想される。


2023年12月14日木曜日

大学生物学の教科書 第4巻 第22章 動物の進化と多様性

【議題】ヒトのどのような点が「進化論的に有利」と推測できるか


【結論】本議題において、「進化論的に有利」を生き残りやすい生物のことであると定義した。議論の結果、ヒトが言語を話せる点が「進化論的に有利」であるという結論が出た。




2023年12月5日火曜日

大学生物学の教科書 第4巻 第21章 地球上における生命の歴史

【議題】地理的分化と時代ごとの進化の特徴の共通点


【結論】どの時代でも生物はその多様性を増加させるように適応拡散をし、絶滅を繰り返している。中生代以降の地理的分化は大陸固有の生態を生み出すなど多様性の増加に寄与した。



2023年11月28日火曜日

大学生物学の教科書 第4巻 第20章 種分化

 【議題】人間の活動によって生じる生息地の断片化が、生物の適応にどのように影響するか

 【結論】人間の活動による生息地の断片化は環境の変化と同じように捉えられ、その環境に適応する形質を与えうるものの、この適応は短時間で起こるものではな伊ことが考えられた。



2023年11月22日水曜日

大学生物学の教科書 第4巻 第19章 系統樹の復元とその利用

 【議題】系統樹で用いる共有派生形質の判断基準は?

 【結論】系統樹で用いる共有派生形質の判断基準として、形態、発生、行動、分子データがある。一つの判断基準のみで決定するのは難しいため、複数の判断基準を用いるアプローチが一般的である。しかし、コンピュータの技術がさらに向上すれば、共有派生形質の判断を分子データのみで完結できると考えられる。




2023年11月14日火曜日

大学生物学の教科書 第4巻 第18章 進化のメカニズム

 【議題】性淘汰のための非適応的な形質はどの程度認められるのか?

 【結論】環境に応じて生命活動が停止しない範囲で認められる。




2023年11月7日火曜日

新・大学生物の教科書 第3巻 第19章 遺伝子、発生、進化

 【議題】ES細胞を用いれば不死身になれるのか

 【結論】死の基準を脳活動の可否、技術的な制約を無視できる仮定のもと、老衰による死を中心に考えると、不死身になることは可能である。







2023年11月6日月曜日

新・大学生物の教科書 第3巻 第18章 組替DNAとバイオテクノロジー

[議題] 遺伝子編集技術にはできないが遺伝子作成によってどんなことができるようになるか?
[結論]遺伝子を新しく作成することは新規性を得ることとATGC以外の新しい塩基を利用した機能で新しい機能が得られることが考えられた。


 

2023年10月26日木曜日

新・大学生物の教科書 第3巻 第17章 ゲノム

【議題】細菌, 酵母, 植物, 動物の順にタンパク質をコードするゲノムの割合が少なくなっているのはなぜか?

【結論】イントロンやトランスポゾンが多い生物は動物のような複雑な構造を持つと考えた。複雑な構造をもった生物は機能の維持や調節が重要であることから、動物のタンパク質をコードする割合は少ないという結論が出た。


2023年10月17日火曜日

新・大学生物の教科書 第3巻 第16章 光合成 : 日光からのエネルギー

【議題】都市緑化の進行が光合成やCO2濃度に対して、どのように影響するか


【結論】C3植物、C4植物の適切な環境に着目して議論を進め、都市緑化の進行によって二酸化炭素が豊富なうちは植物の増加に伴って光合成は盛んに行われるようになり、CO2濃度もそれに伴って下がるが、やがてCO2濃度の減少に伴って光合成の速度が抑えられ、CO2濃度がおおよそ一定になると考えた。




2023年10月10日火曜日

新・大学生物の教科書 第3巻 第15章 化学エネルギーを獲得する経路

【議題】代謝経路が生物の進化にどのような影響を及ぼすか?

【結論】代謝経路は生物において多くの部分で一定であるものの、その獲得段階で、嫌気性呼吸のみから好気性呼吸の獲得、フィードバック機構による効率化、状態化は生物の進化において大きな影響を及ぼした。





2023年10月3日火曜日

新・大学生物の教科書 第3巻 第14章 エネルギー、酵素、代謝

 [議題] 熱力学第二法則は本当に生物の存在に反していないのか

[結論]    複雑な秩序を持つ生命システムはその維持に絶えずエネルギーが使われるため、全体で見ると秩序から無秩序が生み出されるという熱力学第二法則には反しない。


2023年7月20日木曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第13章 遺伝子発現の制御

【議題】ファージは何を以て損切りする?溶原から溶菌に切り替えるファクターは何?

【結論】ファージは基本的に溶原サイクルを維持し、宿主細胞が死を迎えそうな場合(アポトーシス等)に溶菌サイクルに切り替わるという結論が議論の中で出た。




2023年7月11日火曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第12章 遺伝子変異と分子医学

【議題】医療の発展は害となる遺伝子を残すことにつながるだろうか

【結論】遺伝子治療を認めない範囲では、子孫も同様の遺伝疾患を患ってしまう可能性が高い。つまり、遺伝子治療を用いないのでは遺伝疾患の根本的な解決にはなっていないと言える。


2023年7月4日火曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第11章 DNA からタンパク質へ:遺伝子発現

【議題】イノシンはどう生まれた

【結論】イノシンなどの複数塩基と結合できる塩基には、アンチコドンの一部として、コドン暗号が効率よく機能するための工夫の一つであり、tRNAの種類を抑え、転写の効率を上げるための働きをしていると考えられる。



2023年6月27日火曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第10章 DNAと遺伝におけるその役割

 【議題】テロメアの操作により生物の寿命をコントロールすることはできるだろうか

 【結論】テロメアーゼのDNA複製を補助する機能の回数を限定することで無限に増殖することを防ぎ、さらに、進化のためのアポトーシスを阻害しないようにすれば寿命をコントロールできると考えられた。



2023年6月23日金曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第9章 遺伝、遺伝子と染色体

【議題】

 時間とともに遺伝子に多くの変化が蓄積して新たなアレルが生み出されるが、予めその特徴や形質を予測することはできるのだろうか?

【結論】


 特徴や形質を完全に予測することは不可能である。しかし、スパイクタンパク質の構造変化を予測することができたため、新しい変異型の特徴や形質は完全に予測できる可能性があると結論づけた。




2023年6月15日木曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第8章 細胞周期と細胞分裂

 【議題】

無性生殖のみで構成される生態系は今の地球の生態系とどのような点が異なるか

【結論】

・無性生殖のみだと突発的な環境の変化(外的要因)に適応できない可能性が高い

・生物種が現在と比較して極めて少なくなる(=多様性がほとんどなくなる)






2023年6月10日土曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 細胞生物学 第7章 細胞の情報伝達と多細胞性

【議題】

 信号を輸送する距離の長短で現れる違いや使い分け

【結論】

 信号の長短は循環系を介するかで判断でき、信号の使い分けは受容体の存在分布により成立している。正しい理解の上で、更に信号の距離の長短による性質の違いなどの議論が必要。






2023年6月2日金曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 細胞生物学 第6章 細胞膜

 【議題】生息する環境によって、浸透機能はどのくらい異なるか

【結論】魚類においての浸透機能は外部に対しての濃度によって鱗の密度、体の柔軟性と関連しており、温度による影響も考えられ


2023年5月26日金曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 細胞生物学 第5章 細胞:生命の機能単位

【議題】

 表面積と体積の関係は生物にどのような影響を与えているか

【結論】

 表面積と体積が生物に与える影響例を議論で出した。水中にいる生物(クジラやイルカ等)は紫外線による悪影響をほとんど受けないため、地上にいる生物と比較して表面積と体積が大きくなっている傾向があるだろうという考えが出た。これは、生物体の表面積と体積によって生息可能な環境が地上か水中で異なるという事を意味している。

 また、生物体の表面積と体積によって生息可能な気候が異なる。寒い地域では生物の耳が小さくなる傾向がある。これは、体から逃げ出す熱の量を減らすためである。さらに、同様の理由で、寒い地域に生息する動物は体積が大きくなる傾向がある。

 以上より、生物体の表面積と体積は主に、生息可能な環境に影響を及ぼしていると結論づけた。


2023年5月23日火曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 細胞生物学 第4章 核酸と生命の起源

【議題】

 地球外に生息する知的生命体を観測することは可能か

【結論】

 知的生命体を観測する以前に、例え生命体が宇宙に存在したとしても観測可能宇宙外であったら観測はできない。観測可能宇宙内に存在したとしても、技術・環境・物理法則という観点から観測は限りなく困難であるため、技術革新は必須である。

 また、仮に生命体を発見することができたにしろ、知的生命体の定義が曖昧ではその生命体が知的生命体か判断することができない。今回の議論では少なくとも文明の存在を確認することができれば、観測生命体が知的生命体であると言えると結論づけた。 



2023年5月9日火曜日

新・大学生物の教科者 第1巻 細胞生物学 第3章 タンパク質、糖質、脂質

議題】

分子シャペロンはどのような機構で保護するタンパク質を判断するのか?

分子シャペロンの技術の応用方法について

【結論

 前半テーマに対しての結論として、がん細胞や多くの種のシャペロンが存在することを踏まえて、シャペロンは結合対象のタンパク質と結合しやすい構造をとり自然に結びつくことにより働いていると考えられる。

 後半テーマのシャペロンを用いた技術の応用例としては、シャペロン阻害薬によるがんの治療、酵母への熱体制の付加、シャペロン内に特定のタンパク質を封じ込める技術が挙がった。



2023年5月3日水曜日

新・大学生物の教科者 第1巻 細胞生物学 第2章生命を作る低分子とその化学

 【議題】化学結合の強弱を利用した生物の進化の過程について

【結論】生物は進化の過程で安定を求めていた。

化学結合の強弱については生物は安定結合を求めるようにプログラムされていることが考えられた。強弱の度合いについて、細胞膜が共有結合のような強い結合だった場合には他の性質を取り入れづらくなり、現在の細胞のような多機能を持つことはなかったと考えられ、ちょうどいい結合=安定と捉えた。




2023年5月2日火曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 細胞生物学 第1章 生命を学ぶ

担当:安澤 (参加4名)

【議題】遺伝的に改変された生物を環境に放出する際に悪影響をなくすにはどのような規則が必要か

【結論】特に遺伝子改変作物を想定して議論した。最も確実な方法は食物の検査を毎回行うことになってしまうが、それ以外にはシミュレーションにより悪影響を事前に見積もることを義務付ける、自然環境の生物の情報を保存し、復元できるようにするといった可能性が考えられる。