2024年11月19日火曜日

大学生物の教科書 第4巻 進化生物学 第22章 動物の進化と多様性

 [議題] ヒトの脳のサイズの増加が鈍化しているのはなぜか


[結論]脳のサイズの増加が鈍化している要因として、脳のサイズ増大に伴うコストの問題や、ある閾値以上の脳サイズではさらなる生存上のメリットが得られないことが推察される。また、社会性を身に着けたことや、言語や絵画が出現したことにより、個体の記憶にかかる負担が減り結果的に脳のサイズを増加させる必要がなくなったことも原因として考えられる。


2024年11月13日水曜日

大学生物の教科書 第4巻 進化生物学 第21章 地球上における生命の歴史

[議題] 酸素濃度が高いと大きな体を維持できるメカニズムは? [結論] 体表から酸素を取り込む爬虫類や昆虫において、体が大きく表面積/体積の比率が小さい場合、十分な酸素を得にくくなるが、酸素濃度が高い時、その分十分な酸素を得ることができるようになるため、大型の爬虫類・昆虫もその体を維持できるようになる。


2024年11月6日水曜日

大学生物の教科書 第4巻 進化生物学 第20章 種文化

[議題]バインディン遺伝子が急速に進化するのはなぜか?

[結論] バインディンタンパク質が同種の卵子に特異的に結びつくため、生殖隔離が大きく、ウニの生殖システム上、変異卵子がそれに対応する変異精子と結ばれる確率が高いため、進化のスピードが速いと考えられた。また一つの仮説として、種内でそれぞれが交わると致死になるような変異分岐が起きた際に、バインディン遺伝子の進化が早い個体がその分岐に対応したため、現在いるウニのバインディン遺伝子の進化が早いとも推察された。