2013年5月7日火曜日

HMGセミナー 第4章:細胞と細胞間情報伝達(後半)


担当:齊藤
参加者12人
教科書:ヒトの分子遺伝学

節の概要:
<4.4節>細胞増殖,細胞老化,プログラム細胞死
<4.5節>幹細胞と分化
<4.6節>免疫系細胞:多様性を介した機能

議論点:
アナフィラキシーショックを防ぐ方法はないか?
ー自分を防御するための機構で死ぬのはなぜか?
 特殊なIgEが反応する
ー抗原に触れないのが一番
ー花粉症のように減感作ができないか
ー死に至る抗原の特徴はないか?
ー二度かかると死ぬ病気も存在する
ー全身性の反応であることが普通のアレルギー反応との違い
 ー血流にのって全身にわたる

ーアレルギー反応はなぜおこるのか
 ーイネ科や杉はアレルギーを起こしやすい?
 ー短期間に多量にとるとおきる?
  ースギ花粉に曝露し続けると未来には花粉症がなくなる?
 ー衛生状況がよすぎる
 ー免疫系の感度が高すぎる
  ー個体が死んで種の存続に有利になることがあるのでは
   ー生物が小さい頃は生存に有利に働いていたのでは


その他の議論点
ー免疫系細胞が遺伝子へのコードではなく、組み換え等で多様性をうむ理由
ープログラム細胞死に人が手を加えることはできないのか
ーB細胞受容体とTCRにはほぼ無限の多様性があるが、それでも病気になるのはなぜか
ー単細胞生物がアポトーシスをおこすメリットはあるか
ー線虫の細胞は何もなければ死んでしまい、互いにシグナル交換をすることで生き残るが、シグナルを受け取ることによって細胞死が起きる機構でないのはなぜか?
ーヒトでは毎秒10万個の細胞死が起きているが、他の生物と比較してどうなのか
ー脳を再生医療で作ることは可能か
ー獲得免疫系は遭遇した非自己分子を記憶するが、なぜヒトは一生のうちに同じ病気にかかるのか
ーアポトーシスを行なううえでの制御はどうなっているのか
ー免疫細胞が所見の物質に対処できるのはなぜか
ー発生初期の細胞は自分の状態をどのように把握するのか

まとめ
免疫系の話から、アレルギーに関する議論が多くされました。
自分を守るための機構で死んでしまうというのは、とても不思議に思います。

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