担 当:寺嶋
教科書:Nature Podcast(11月14日分)参加者:7名
「血液から脳の損傷はどのようにしてわかるのか」
要旨:
戦闘やスポーツの最中の事故によるTBI(Traumatic Brain Injury:外傷性脳損傷)について。血液のメタボローム解析による検査や、モデル生物を用いた実験により、脳の分子的なメカニズムの調査が進んでいる。
議論点:
-血液の成分
-血球
-骨髄で作られる
-タンパク質
-肝臓で作られる
-ホルモン
-脳の影響?
-脂質
-何かが増える or 減る?
-ホルモンによる制御を調べればいいのではないか
-量が少ない
-アルブミン(浸透圧により水を引きつけている血漿タンパク質)が30mg/mℓ(3.5~4.5g/dℓ)なのに対し、nとかμのオーダーでしか存在しない
-100以上のタンパク質を同時に解析するようなメタボローム解析には不向き
-ホルモンは抗体により検出するのが一般的なので検出しづらい
→プロテオミクスで、質量分析機による検出も可能
-脳のバランスが崩れる?
-血液による検査の利点
-取りやすい
-簡単
-損傷があっても良い
-脳波は大量発火の時間変化を見るので、損傷には不向き?
-損傷の時間的な変化
-損傷した部分は食べられたり、応急処置をされてそう
-神経細胞の脂質組成は普通と違う
-壊れた事は分かりそうだが、どこが壊れたかは難しいかもしれない
-具体的なタンパク質の例
-アポリポタンパク:E4
-アルツハイマーの有名な原因
-アポタンパク:何かと結合するタンパクの結合していない状態
-リポ:脂質
-個人差のあまりないものを探す
-アメリカの兵士のTBIについて
-wikipediaでは7%、今回のpodcastでは20%(いくつかの段階)
-診断が曖昧
-損傷部位によっても症状は違いそう
-原因は何が多いのだろうか
-物理的に分かる
-定量化しやすい
-症例はまとめにくいけど、けがの程度とか
-MRI
その他の議論点:
・特定の記憶の消去は可能だろうか
・ヒトの脳は何故再生しないのか
・記憶の共有は出来るのか
・脳損傷の治療はどこまで可能なのか
まとめ:
音声中のTBIを血液から検査するという議論点から、他の手法との違いや、そもそも血液からは何が分かるのか、仮にタンパク質に焦点を当てるのであればどんなタンパク質がいいだろうか、といった方向へ発展していき、血液での検査に関する知識が深まりました。
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