2016年12月22日木曜日

2016 ラボ合宿@栃木県那須塩原


今年は12月10日、11日の2日間、ラボ合宿がありました。
昨年同様、お茶の水女子大学の由良研究室と合同で行われました!
今年は中間地点の栃木県那須塩原市に行ってきました。


今回は那須塩原駅の現地集合としたので、
新幹線や在来線(一部バス)など各自の手段で集まりました。
在来線組の様子

さっそく旅館の「那須オオシマフォーラム」に移動して
ゼミを行いました。
由良研の方からはB4とM2が、木下研は全員が発表をしました。
集合写真

ゼミのあとはすぐ夜ご飯でした!
夜ご飯はなんとすき焼き!

ご飯の後は、食後の運動にとダンスをしたり、トランプをしたり、雑談をしたりと夜は更けていきました...
恋ダンスを踊る方々

2日目は朝ご飯のビュッフェを堪能して、那須観光へ出かけました。
那須ステンドグラス美術館の外観
中には礼拝堂もあり、挙式もできるそうです!

那須テディベアミュージアム

テディベアミュージアムでは
となりのトトロのぬいぐるみ展も!!!


最後はチーズガーデンに集合して、那須塩原駅で由良先生のお言葉で締めていただきました。
帰りはまたそれぞれの方法で帰宅しました。
1番遅かったであろう在来線組も乗り遅れることなく、21時に仙台駅に着きました!


今年は宿の手配などの大部分を由良研の方々に任せてしまいましたが、
楽しい合宿になって良かったです!
来年はこちらで宿泊地の手配をする可能性が高いですが、
さて、どこに行きましょう?


栗本

2016年12月13日火曜日

[火曜討論会2016]Nature Podcast(2015/12/17) Climate contract

NaturePodcast(2015/12/17) Climate contract
元情報:http://www.nature.com/nature/podcast/index-2015-12-17.html
担当 :加賀谷
参加者:7名

概要

環境問題、とりわけ地球温暖化の問題は、全地球規模にわたる重要な問題のひとつであり、国際社会が協調して取り組まないことには解決しない問題である。産業革命以降の社会では、石油を主なエネルギー源として使用しており、このとき排出される二酸化炭素は、地球温暖化の主要な原因の一つとされている。2015年にパリで開かれたCOP21では、新たにパリ協定が合意され、気温上昇を多くても2度までに抑えるよう努力する、という目標の元に全世界的に活動していくことになった。この決定を受けて、今回は地球温暖化対策の歴史を振り返る。

議題 地球温暖化は努力で防げるのか

今防ぐために行っている方法

・温室効果ガスの削減・回収
  ・植林
  ・再生可能エネルギーを代わりに利用
  ・排出権取引
  ・家畜のげっぷ(メタン等)も関与している

努力で本当に防げるのか?

 ・全て再生可能エネルギーにする?
  ・太陽光?
  ・藻類によって油を作る
   ・東京全部を藻類飼育に使うと、日本の原油輸入量の10%程度賄える

 ・全て再生可能エネルギーにする?
  ・メタンを回収してエネルギーとして使う
   ・特殊な小屋?
   ・メタン吸収マスク?
  ・牛の頭数で税金を課す
  ・品種改良を行う
   ・腸内細菌叢をデザイン

まとめ

地球温暖化は、必ず解決しなければならない問題ではあるが、一方では人間社会の文化的活動を行うに当たっては相応のエネルギーを消費しなくてはならない。ウシ等が発生させているメタンガスは、回収できればエネルギー源として利用できる可能性がある。
個人的には、ウシの品種改良や細菌叢のデザインでうまく家畜の部分の問題を解決することができたら、面白くて役に立つようなことができそうだと感じた。

細胞の分子生物学 20章 がん 第4〜5節

担当 : 笹澤
参加者 : 7名

概要

4節
がんで変異した遺伝子の機能を知ることは重要で胚発生や遺伝子改良マウスの研究から様々なメカニズムが解明されてきた。

5節
生物学的知識の深まりによりがんの治療法は進歩してきている。様々な方法が提案されているが個々のがんのメカニズムは様々でありその個々のがんに適応した個別化治療を実現することが必要である。

議題

安楽死のメリットデメリット、そしてその線引き

・メリット
治療費が少なく済む
苦しみから解放
社会全体に対して利益

・デメリット
有能な人間が失われることが不利益
安楽死の存在による社会的圧力
殺人であること


・線引きするために
回復不可能性の評価法
がん転移数
生存率
経済事情

苦痛
脳波
モルヒネの使用量

まとめ

過去の事例をもとに安楽死をするしないの線引きを定量化できないか考えたが、倫理的な問題や主観的な問題もありなかなか難しい問題だったが、回復不能性については定量化できないこともないのではないかと感じた。

2016年12月6日火曜日

駅伝2016

2016年11月5日、今年も東北大学電気・情報系駅伝大会が開催されました。

木下大林研は一昨々年から9位→8位→12位と健闘を重ねてきました。
四年生の戦力に不安を残す中、今年はどこまで健闘できるのか!?
せめて去年と同じくらいは!と望んだ今年の大会の模様です↓

綺麗な秋晴れ!
11月とは思えない暖かさで、絶好のスポーツ日和!
防寒着もほとんどいらないほどでした。

スタート前
第一走者が並び緊張が高まります......(ドキドキ)

10:30 走者一斉にスタート!

我らが第一走者はM2の池野さん
抜群の運動神経で頑張って!

長い第一区で健闘を見せてくださった池野さんから、タスキは第二走者の栗本さんへ!
女性枠は頼んだ!!

続いて、タスキは第三区の安澤さんに渡ります
軽快な走りで青葉山を駆け下ります!

そして、次の走者は私筆者の天満
安澤さんの必死な走りに応えようとスタートで飛ばしすぎ、若干辛い感じに...
一人抜かしたり、一人抜かされたりしましたが、少し先にスタートしていた前の走者につけ、ゴール前では全力疾走のデットヒートとなりました(汗

タスキは私からB4の笹澤くんに渡り、
さらに教員枠とは思えない走力を誇る我らが大林先生に!
(笹澤くんいい笑顔!)

青葉山への辛い第六区を勢い良く駆け上がっていきます!

その後、タスキは大林先生から佐藤さんに渡り、
我らがエース田河さんが青葉台への坂道をグングン走ります!

青葉台での折り返し!
残りあと二人!
タスキは小舘さんへ!

ラスト走者は平田さん!
最後の区間に気合い十分!

いよいよゴール!
負けないでもう少し♪
最後まで走り抜けて♪

ゴーーール!

お疲れ様でした!!!

気になる結果は......?!
約40チーム中20位!
去年より低かったのは残念だけど、
みんな精一杯頑張りました!
今年はレベルが高かったっぽいし仕方ない!

集合写真での笑顔が印象的です!

このあとは、駅伝後恒例のおでん会!
残念ながら写真はありませんが、
みなさん楽しんでくださった模様。
前日から準備した甲斐がありました!
(私は所用でおでん会は欠席でした(嘆))

皆さん本当にお疲れ様でした!


写真提供: 美紀さん、大森さん、安澤さん、広夢さん
文章: 天満


[火曜討論会2016]Nature Podcast(2015/12/10) Fetal tissue furore

NaturePodcast(2015/12/10) Fetal tissue furore
元情報:http://www.nature.com/news/the-truth-about-fetal-tissue-research-1.18960
担当 :平田
参加者:7名

概要

医療サービスを提供するUSの組織Planned Parenthoodが、中絶手術で摘出した胎児の組織を研究者に提供していることが倫理問題や政治問題として議論となった
胎児の組織をマウスに移植することで"humanised mice"として医薬分野の実験に用いる
2015年7月に中絶反対派組織のCenter for Medical ProgressがPPの職員との会話の様子を盗撮し、公開したことで議論が始まった
それを受けてか2015年11月に銃を持った男がPPを襲撃したことにより3人が犠牲となった事件も相まって、研究者が胎児組織を用いた研究の報告等がしずらいという張り詰めた状況となっている


議題 倫理観は時代と共に変化するか

過去に変化した倫理観や問題

・中絶に関する法律は多くの国で変化
・クローン羊の誕生が議論に
 その前にやられていたカエルのクローンは良かったのに羊だとダメ?
 哺乳類でのクローンが可能になったことで人間でも原理的に可能だという考えが
 生じたのが原因?

現在ある倫理観や問題

・CRISPER-Cas9でヒトの受精卵を遺伝子操作
 使用したモザイク胚はヒトではないから大丈夫という主張
・胎児組織の利用
 胎児はヒトではない?
・安楽死

重要だと思われる倫理観

・ヒトかヒトじゃないか
 ヒトじゃなかったらOKという賛成派のこじつけ vs 反対派の防壁
 ヒトではないという明確な解が提示されれば反対派の防壁は崩れる?
 例:羊もヒトも哺乳類だが羊とヒトは違う
・ヒトを実験に用いるのは絶対にダメ(絶対的な倫理観?)
 人間とくに自分の身の安全が揺るぎそうなものは拒絶?
・意思があるかないか
 脳死のヒトの臓器提供とは違い、胎児は意思がない
 意思表示をする治験とは違い、実験動物には意思がない


まとめ

倫理問題にはヒトかヒトじゃないかという考え方が関わってくることが多そうだ
「ヒトに手を加えるのはダメだ」というは比較的絶対的な倫理観のように思われるが、今後科学技術が発展していくに従いこの倫理観も共に変化していく可能性はないわけではないと感じた


2016年12月2日金曜日

Nature Podcast(2015/12/3)radio riddle
元論文(http://www.nature.com/nature/podcast/index-2015-12-03.html)
担当:田河
参加者:7名

概要:
謎の電波の出処を特定しようとする話
オーストラリアのパークス天文台でデータ内に謎の電波フラッシュを発見した
多くの研究者はなんかのノイズか衛星の仕業と考えていたが、今回の論文の著者は違っていた
色々と地球上の電波をトレースをした結果、観測したものがそれらとは異なる高速電波バーストというものだと結論づけた
現時点で15回観測されていて、すべて違った場所から発生しているので謎だった
原因として考えられるのは中性子星の表面の揺れ等
エイリアンの可能性も有り得なくはない
今回の論文は高速電子バーストをデータの中からみつけ、そこから電波バーストの生じる場所の特徴を示した
そのデータには極性情報が乗っており、それによって電波バースト発生源の近傍か母銀河内磁気領域を通過していることがわかった
さらにプラズマによって電波が散乱されており、それによってこの電波源はプラズマ雲の中に存在する可能性があることもわかった(それがどんな雲なのかは謎)
プラズマ内に存在するということはそれが若い物体の可能性が高い
論文を書いた人は色々ある説では中性子星の揺れが原因と考えているがまだわからない

議題:宇宙にはどんな生物が存在するか

イメージとしての宇宙生物
  • 毛がなさそう
    • 水中生物ならない方が良い
  • 小さそう(微生物とか)
    • 小さいとガス惑星でも生存できそう
  • 硬そう(水がない環境が多そうだから)
  • ケイ素生物 (ガメラとかで見た)
    • 意外とその辺に存在しているのでありえるか?
これらの生物としての特徴を決定づける要素は何か?
  • 重力
    • 重力によって大気組成も変わってきそう
  • 大気組成
  • 温度 
他の銀河系惑星の環境を例にしたらどうか(火星)
  • 水の痕跡があるため水素や酸素はあるのではないか
  • 質量は地球の半分で重力は三分の一
  • 温度は平均−43度だが、一番気温の高いときは地球とそれほど変わらない
これらから予想すると、
  • 水を液体として保持できるくらいの圧力に耐えられる(要するに固い)細胞壁をもった生物 
ならば生きられるのではないかということで、固いというイメージは案外わるくないのかもしれない

まとめ
自分たちの地球外生物のイメージがとてもSF作品の影響を受けているということを実感した。それらの事前知識がない状態で同じことを考えたらどうなるのかとても興味深い。