2020年6月9日火曜日

細胞の分子生物学 5章(前半) DNAの複製、修復、組換え

担当: 高橋和
参加者: 6名

[議論点]
健常な細胞にのみに働くテロメラーゼがあれば、不老を実現できるのか

1. 老化とはどのような状態なのか
・細胞増殖の制御をしている: 加齢の原因と考えられている
・テロメアの長さが短いこと,役に立たない細胞が増える: 腫瘍,変異の可能性

2. テロメアの長さが維持できた場合どうなるのか
・過剰に生成される危険性
→増えたものがマジョリティになり,危険
すべての細胞にテロメラーゼが働く場合
・悪性の細胞が排除されずに増殖する
健常な細胞にのみテロメラーゼが働く場合
・健康維持がしやすい,身体的な加齢を抑えられる
・健常な細胞が大半をしめることでうまく機能させられるのか
        →限界がある(健常なものを阻害する恐れ)

3. 細胞増殖の制御
・老化防止のメカニズムだが,うまくいかないと老化を促進してしまう

4. 複製による問題
・分裂によってがんになる可能性
        →がんは自身で増殖するため避けられない

5. 再生できない細胞
・脳の神経細胞など,再生できない細胞については老化を避けられない

結論:
健常な細胞にのみ働くテロメラーゼがあっても,老化を制御することは困難.
他に老化を制御できる機構がないと不老の実現は難しい.



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