2024年5月28日火曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第11章 DNAからタンパク質へ:遺伝子発現

[議題] どうして真核生物は原核生物やウイルスと異なり、1つのプロモーターを複数遺伝子が共有しないのか

[結論] 1つのプロモーターに対して1つの遺伝子が対応すること(モノシストロニック)には、正確かつ複雑な遺伝子発現ができる点や発現量を調整しやすい点、転写ミスを局所化できる点といったメリットがあり、それらのメリットがデメリットよりも重要だったため。



2024年5月21日火曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第10章 DNAと遺伝におけるその役割

 [議題]各部位の細胞が受けるダメージには紫外線を始め何があり、どれの影響が強いのか、細胞のがん化を避けるには、どのような指針の基, 実生活でどのような行動を取ればいいか. (関)

[結論] がんの全体的な原因は放射線、酸化ストレス、エピゲノムを含むゲノムが挙げられた。発症率の高い肺がんと大腸がんはそれぞれ、タール(Al, As, アスベスト, アセトアルデヒド) と農薬や加工肉、トランス脂肪酸、HCA(コゲ)などの反応性の高い化学物質が原因と考えられた。予防策として、HCAの発がん性を抑えるカタラーゼを含む大根、一部のアセトアルデヒド分解回路で消費されるビタミンB1を多く含む大豆食品の摂取が挙げられた。



2024年5月15日水曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 分子遺伝学 第9章 遺伝、遺伝子と染色体

[議題] X染色体上に存在する遺伝子のうちY染色体上にもあるものはごく少ないのはなぜか

[結論] X染色体上にある遺伝子がY染色体上にも存在するものが少ない理由は、役割が明確化したことでY染色体が進化の過程で縮小し、性決定以外の重要な遺伝子が失われたためである。






2024年5月9日木曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 細胞生物学 第4章 核酸と生命の起源

[議題] 2本鎖RNAからどのように2本鎖DNAへ進化したのか、またそれはなぜか

[結論] まず、一本鎖の分子レベルで考察した時、複製能をもった分子が、環境の制約上生存に有利で、同様に二本鎖RNAよりも、二本鎖DNAのほうが分子レベルで構造上安定で、たまたま淘汰されずに生き残ったため。