2025年7月29日火曜日

新・大学生物の教科書 第3巻 第14章 エネルギー、酵素、代謝

【議題】酵素機能を持つRNAが存在することの利点を考える。

【結論】現代ではタンパク質酵素の方が優れており、RNA酵素の利点はあまり感じられなかった。

ただ、生命の起源や進化の過程を考える上では重要な存在だと思う。







2025年7月24日木曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 第8章 細胞周期と細胞分裂

【議題】ゲノムが同じで染色体数が多い個体と少ない個体のメリットデメリットを考える

【結論】ゲノム長が一定で染色体数が少ないときに起こり得ることを挙げ、種の生存に対してのメリットとデメリットに分類した。デメリットの方が多く挙げられたが、染色体数が多い場合にはトリソミー疾患が増加するなどの問題点が指摘された。

2025年7月22日火曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 第7章 細胞の情報伝達と多細胞性

 【議題】オキシトシンスプレーのメリットデメリット考えて、一般的使用を認めるべきかを検討する。

【結論】

オキシトシンスプレーは、特に自閉症の治療においては大きな可能性を秘めている一方、その効果や安全性については、まだ多くの課題が残っている。長期的なデータによる根拠が得られたり、遺伝的要因を踏まえた上で使用であれば、一般に実用化される可能性はあるだろう。


2025年7月14日月曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 第6章 細胞膜

議題】淡水魚が相当量の化学エネルギーを使ってまで周囲環境と異なる内部環境を持つのはなぜか

【結論

淡水魚がエネルギーを使って環境と異なる内部環境を持つのは、生命活動を維持するためである。海で誕生した等張な魚類の祖先が淡水へ進出する過程で、環境と体内の浸透圧差に対応する必要が生じ、内部環境を維持する仕組みを獲得した。








 

2025年7月8日火曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 第5章 細胞:生命の機能単位

【議題】モータータンパク質はどのようにしてその複雑な働きを実現しているのか。またその働きをモデル化できるか。

【結論】モータータンパク質が小胞を運ぶプロセスや、動くメカニズムを具体的に解明できればモデル化できるのではないか。



 

2025年6月30日月曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 第13章 遺伝子変異と分子医学

 【議題】女王バチになるかどうかを、なぜ遺伝子配列のみで決定しないのか?

【結論】女王バチになるかどうかは遺伝子配列「だけ」では決定しない。同じ配列でも、発現の仕方によって異なる性質・役割を持つ。このようなEpigeneticsは、進化的にも合理的で、社会性昆虫のような複雑な集団生活において、柔軟性と安定性をもたらしている。





2025年6月18日水曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 第12章 遺伝子変異と分子医学

【議題】変異原や発がん性物質を生産する生物は、その物質からどのように自分自身のDNAを守るのか?またそのメカニズムを治療や予防に応用できるか。

【結論】アスペルギルスのような変異原を生産する生物の自己防衛メカニズムは完全には解明されていないものの、複数の仮説がある。変異原に対する防衛メカニズムを用いた治療や予防への応用を考える上では、酵素による無毒化やDNA修復機構の強化が有望である。

2025年6月10日火曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 第11章 DNAからタンパク質へ:遺伝子発現

【議題】遺伝子発現が一方向であることの意味。または一方向でなかった場合の世界線について。

【結論】もし遺伝子発現が双方向であり、RNAからDNAへの逆転写が普遍的に存在したと仮定すると、有性生殖か無性生殖かによってその影響は大きく異なると考えられる。特にヒトの場合、両親から子孫へ安定した遺伝情報が正確に受け継がれにくくなり、種として安定的に子孫を繁栄させることが困難になったと考えられる。したがって、遺伝情報の正確な伝達と安定性を確保し子孫を繁栄させるため、一方向性の遺伝子発現が基本として確立されてきたと言えるだろう。


2025年6月3日火曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 第10章 DNAと遺伝におけるその役割

【議題】テロメラーゼの活性を制御できた場合の、活用法と問題点について考える。

【結論】  テロメラーゼの活性を制御出来るようになれば、癌治療や寿命延長などの応用が期待される。活性化と抑制の両方向に価値があり、ヒト、ヒト以外で異なる可能性が見出される。癌化リスクや寿命延長の公平性、人口増加などの課題が存在し、実用化には技術面での整備と倫理面での慎重な検討が必要である。





2025年5月29日木曜日

新・大学生物の教科書 第2巻 第9章 遺伝、遺伝子と染色体

【議題】プラスミドを介した抗生物質耐性遺伝子の転移を防ぐにはどうしたらいいか。 

【結論】ヒトにおいては抗生物質耐性遺伝子の転移を防ぐことは難しい。現実的にできることは、抗生物質やプラスミドの複製阻害剤などを使用して、抗生物質耐性遺伝子の広がりを防ぐこと。


2025年5月26日月曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 第4章 核酸と生命の起源

【議題】同じ配列で形が異なる場合、それは同じ情報といえるのか。

【結論】配列が同じでも、構造や機能、可逆生の違いによって情報は同じとは限らない。「同じ情報」と言えるかは、機能や可逆性を含めた文脈によって決まる。



2025年5月14日水曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 第3章 タンパク質、糖質、脂質

【議題】L-アミノ酸の選択のようなホモキラリティは生物にとってどのような意味があるか

【結論】アミノ酸や糖質などミクロの視点では安定と効率の面でホモキラリティが重要である。臓器などの偏りについてはミクロな偏りが要因の一つかもしれないが、一般化はできない。



2025年5月8日木曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 第2章 生命を学ぶ 生命を作る低分子とその化学

【議題】水の性質は他の惑星でも生命を支えるのか?

【結論】他の惑星では水の性質(惑星Xの気温で液体であること、極性をもつこと)が働かなくなるため、水は生命を支えるとは限らない。ただし、他の惑星(地球と異なる環境)で、水と似た性質をもつ物質があれば生命を支える可能性はある。



2025年4月16日水曜日

新・大学生物の教科書 第1巻 第1章 生命を学ぶ

 【議題】突然変異が起こる環境因子を人間が制御することはできるのだろうか。

【結論】人間が環境因子を介入・制御することで、一部の外的要因による突然変異の可能性は低減できる。しかし、ゲノム複製自体の不完全性や宿主内の生理的反応(ストレスや活性酸素の増加)に起因する突然変異は、依然として発生するリスクがある。