2012年12月6日木曜日

MBCセミナー7-2:遺伝子調節に働くタンパク質のDNA結合モチーフ

担当:伊藤
参加者:11名

節の概要:遺伝子調節タンパクは、DNA二重らせんの特定の短い塩基配列を識別し、たくさんの遺伝子の中から細胞内でどれを転写するかを決める。遺伝子調節タンパクの多くはホモ二量体またはヘテロ二量体としてDNAに結合する。今ではこれらのタンパク質の研究に利用できる強力な技術が開発されている。



議論した点:

   1.遺伝子調節タンパクが三量体化以上になることはないのか?
  • 三量体だと丸くなってしまう
  • 縦に並ぶには足場タンパクが必要
  • 3つ合わさるのは大変
  • 強く結合しすぎると困る?→分解すれば良い

  2.転写因子である構造的要求は何か?
  • 構造を見ればわかる?→丸いのは転写因子でなさそう
  • +電荷が必要
  • 立体構造から識別配列を予測できないのか
    • 構造変化するから難しい


他の議論点:

  • αヘリックスとβシートで結合する配列にどんな違いがあるのか
  • タンパク質で塩基配列を識別できるのにリボソームではなぜRNAを使うのか
  • 小さい溝に変異が入った時の識別率
  • 遺伝子調節タンパクと結合モチーフはどちらが先にできたか
  • 似ている遺伝子調節タンパクは似た配列を識別するのか
  • RNAで遺伝子調節をすればよいのではないか
  • 転写のときもらせんを開かなくてもいいのではないか
  • なぜ小さな溝を識別するのか

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