参加者 :7名
節の概要
25-4:T細胞とMHCタンパクについて25-5:ヘルパーT細胞を中心とした免疫系活性化やエフェクター細胞の分化などについて
議論点
体外で調整したT細胞による治療の可能性について
一般的なT細胞活性化プロセス
- 抗体補足による樹状細胞の活性化
- 活性化した樹状細胞によるT細胞への非自己ペプチド断片(抗原)の提示
- 既にペプチドワクチン療法というものがある
- ペプチド抗原を投与して樹状細胞を活性化する(1.)
- 人工的に活性化したT細胞を作成できれば何かメリットはないだろうか?
- 利点
- 免疫系の老化に対応できるかもしれない
- T細胞(免疫)不全の病気治療
- 拒絶反応が起きないようMHCタンパクを個人ごとに合わせる必要あり
- 問題点
- 樹状細胞の活性化や作成で十分なのではないか
- 傷害性(キラー)T細胞の寿命はあまり長くないのではないか
→樹状細胞・ヘルパーT細胞も導入する
→老化を考慮する
- 何を抗原とするかが問題
- 正常な細胞の変異であるため特異性が高くない
- 人工的に作成した抗体を投与する治療が研究中
- 年代別・健康状態ごとにゲノムやトランスクリプトームを読み特徴を見つけるのが手っ取り早そう
まとめ:
現状では技術的課題や優位性が薄いですが、アプローチとしては十分有り得ると考えられます。