元論文(http://www.nature.com/nature/journal/v526/n7573/full/nature14979.html)
担当:田河
参加者:8名
概要:
REM(rapid eye movement)睡眠中に夢を見る
ネズミの脳幹の特定部位(延髄腹側部)にてREM睡眠とノンレム睡眠を切り替えるトリガーニューロン(GABA作動性(γアミノ酪酸放出)経路)が存在することを示した
それをどのようにして確認したのか?→光遺伝学
光遺伝学とは?
光活性化イオンチャネルを特定ニューロンに強制発現させることでその部位に光を当てるとニューロンをONにできる
覚醒状態からいきなりレム睡眠に入らせるのは無理だった
実際の睡眠下でもまずノンレム睡眠を経由して初めてレム睡眠にいく→なぜなのか興味深い
この技術を基にして、睡眠障害の治療法のきっかけが生じることを期待している
議題:睡眠コントローラーは可能か
コントロールの定義→好きなときに寝られる、起きられる
- どんなコントローラーが可能か?
- 睡眠薬等の投与
- メラトニンというもので自然な眠りに近いものを作り出せる
- しかし次の日に引きずる→分解酵素を作れば解決か
- 頭にデバイスつける
- ベッドが動いたり
- 寝る時の温度
- 睡眠がコントロールされることで多様性が減少しないか?
→起きるときは比較的既にいろいろな方法があるが、すぐに寝られるものを作るのが難しそう。慣れによる効果の低下も大きそう
まとめ
睡眠をコントロールする上では、起きることよりも寝ることのほうがハードルが高いことがわかった。さらに現時点のコントロール法では慣れによって効果が薄くなってしまうことが挙げられた。よって今後この慣れの問題を解決する新たなものができれば、睡眠をコントロールすることより用意になるのではないかと考えられる。