2016年7月6日水曜日

細胞の分子生物学 13章 細胞内における小胞の移動 第1~5節

担当:天満
参加者:8名


概要:
細胞は物質の摂取、外界との連絡、環境の変化に対する迅速な応答を行わなければならない.これらの務めを果たすため、細胞では様々なことが起こっている.例えば、エキソサイトーシスやエンドサイトーシス、生合成ー分泌の経路を使った輸送など.
[1. 膜輸送の分子機構と細胞内区画の多様性維持]
・大きな交換経路があるのに、各区画が特殊化した性質を保てるのはなぜ?
・様々な被覆小胞とその構造について
・輸送小胞の出芽と輸送、融合の機構について
[2. 小胞体からゴルジ体を経由する輸送]
・小胞体の機能と仕組み
・ゴルジ体の機能と仕組み
[3.トランスゴルジ網からリソソームへの輸送]
・リソソームの機能と仕組みや輸送経路
・マンノース6ーリン酸(M6P)受容体
[4.細胞膜から細胞内への輸送ーエンドサイトーシス]
[5.トランスゴルジ網から細胞外部への輸送ーエキソサイトーシス]


議題:
植物は動き回ることができるようにはならないのか

動き回るとは?
→視認で知覚できる速度での能動的な動き
(植物はゆっくりは動いているため)

■「動く」植物たち
例:ハエトリクサ、オジギソウ
・筋肉を持っているわけではなく、水圧の調整などによるバネのような原理で視認できる動きを実現している.
・食虫植物は窒素の供給源として虫を捕食するのであって、土からの養分や光合成によるエネルギーを必要としないわけではない

■動物はなぜ動くのか
・他の生物を食べて栄養を得るため
・中には海綿動物やサンゴのように動かない動物もいる

■考察
・木には固い細胞壁がある上、大きくなることで生きるのに必要な栄養を補給できる
・「動く」ということには、得られる栄養が動くコストを上回っているという関係性があるはず
・植物は動けないのではなく、動く必要がない
・しかし、生き延びられるかは置いておいて、今後遺伝子操作によって動き回る植物を作り出すことは可能かもしれない






0 件のコメント:

コメントを投稿