Nature Podcast(2015/10/22) Eating electricity
元論文(http://www.nature.com/nature/journal/v526/n7574/full/nature15733.html)担当:加賀谷
参加者:8名
概要:
海洋底から放出されるメタンガスは、嫌気性メタン酸化を担う古細菌と硫酸還元を担う細菌との共生関係によって行なわれていることが知られていたが、この生化学経路などについての理解は十分ではなかった。この研究では、様々な実験を通じて、二つの細菌間でナノワイヤー状の構造を通じて電子が直接的にやり取りされていることを確認した。
議題:
ほぼ全ての生物が有線でのエネルギー交換をできないのはなぜか?
※ 交換 ≒ 供与
※ 交換 ≒ 供与
● 余分なものを他人に与える?
・胎児 … へその緒
・母乳
・熱エネルギー
・位置エネルギー … 車椅子を押すとか
・接ぎ木 … 根から別の種への供給
・母乳
・熱エネルギー
・位置エネルギー … 車椅子を押すとか
・接ぎ木 … 根から別の種への供給
● 有線での情報交換
・大腸菌 … ゲノム情報の交換
・アンコウ … 交尾時にメスにオスが吸収される
● 有線でエネルギー交換を行う必然性は?
・エサを取ってきてあげればよい
・有線で接続されているなら一つの個体でよいのでは?
● ヒトへの応用は?
・構造を変えないと難しそう
・例えばADPからATPを作るナノマシンに電磁誘導でエネルギーを与えるとか
・電脳化?
・アンコウ … 交尾時にメスにオスが吸収される
● 有線でエネルギー交換を行う必然性は?
・エサを取ってきてあげればよい
・有線で接続されているなら一つの個体でよいのでは?
● ヒトへの応用は?
・構造を変えないと難しそう
・例えばADPからATPを作るナノマシンに電磁誘導でエネルギーを与えるとか
・電脳化?
まとめ:
・元論文では、古細菌と細菌の間での電子(≒エネルギー)の交換が有線で行われていることが確かめられたが、このような関係を人類で実現するのは、難しそうである。ヒトは食物を摂取して、そこからエネルギーを取り出すということに特化しているため、食物を得てきて、それを渡す方がよほど効率的である。また、ほかの生物種においても同様にして、有線でのエネルギー交換に必然性はなく、他の方法でエネルギーを得る方向に進化しているため、元論文のような特殊な環境下以外では、このような機能を獲得することは難しいと考えられる。
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