2018年5月1日火曜日

細胞の分子生物学 第2章 「細胞の化学と生合成」

担当:相澤
参加者:8名

[概要]
 生物は様々な化学反応で作られている系であり、反応の大部分は炭素化合物の反応である。この反応は小有機分子を使って構築されたりしている。また細胞における反応は高温域における反応が行われるために酵素と言われるタンパク質が制御のための触媒として使れて反応が進む。酵素は生体が食物からエネルギーを得るためにおいての解糖での段階的酸化でも働き、化学エネルギーがATPやNADHとして得られる。また解糖を始めとした、クエン酸回路、酸化的リン酸回路の三つの反応群が順番に反応が進み、それぞれの生成物が次の反応群の始まりとなる。それぞれがバランスを取らなければ代謝は崩れてしまうが、崩れると元に戻そうと働くため細胞の代謝のバランスは安定である。

[議論点]
ダイエットにおいて脂質の方が糖質よりも得るエネルギーが良いのか

様々な良さの定義から考えた結果

・効率の良さ
  エネルギーの貯蔵という点では脂質の方が1gで貯められるエネルギーが糖質の6倍ある。つまり重さあたりのエネルギー密度は脂質の方が大きい。したがって脂肪として蓄えてしまうため糖質の方が良い。

・汎用性の良さ
  糖質は血液によって運搬されるため、体のいろいろな場所のエネルギーとして利用できる。したがってエネルギーを消費しやすくなるため糖質の方が良い。

・即効性の良さ
  腹持ちが良いのは脂質である。しかしお腹が空けばその度に少しずつ食べれば良い。胃の中で消化しやすいのは糖質をこまめに食べれば良い。したがって糖質の方が良い。

・制御性の良さ
  脂質は酵素を4種類使う。また、解糖するには10種類必要である。したがって、分解するとき段階の少ない脂質の方が良い。しかしダイエットに関しては影響がないと考えられるため比較できない。

[まとめ]
 ダイエットに関しては糖質の方が良い。しかしダイエット以外の良さでは引き分ける。

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