担当:高沢
参加者:6名
【議論点】
コドンを再利用し、機能を追加できたらどのようなメリットデメリットが生じるか
1.コドン削減によって生物に生じる変化
使用されるtRNAの種類が減る
2.人工的に追加される機能
アミノ酸の種類を増やして新たなタンパク質をする
→アミノ酸の合成に関しては遺伝子導入を行うか外部からの供給で補う
3.工業的な面でのメリットとデメリット
メリット
・機能を追加して新たな物質の合成に利用できる
・競争能力を調整できる
→自然界への流出を防いだり、環境を整えて大量に増やしたりすることが可能
デメリット
・自然選択の圧力に弱い可能性がある
(コドンを減らせるなら、すでに減っているはずである)
・増殖が遅い
4.機能を追加した生物視点でのメリットとデメリット
メリット
新たな機能にもよるが、一般的な環境におけるメリットは無いと考えられる
(ただし、コドンの削減だけであれば、合成が速くなると考えられる)
デメリット
・新たなアミノ酸や構造を持ったタンパク質は分解できないかもしれない
→タンパク質の蓄積などが成長に悪影響を及ぼす可能性がある
5.結論
削減したコドンを利用した、新たなタンパク質の合成は、工業的に大きなメリットとなると考えられる。しかし、追加された生物にとっては、タンパク質を分解できないことなどによって、成長に悪影響が生じる可能性がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿