NaturePodcast(2016/01/21) Disappearing Sensor
元論文:http://www.nature.com/nature/journal/v530/n7588/full/nature16492.html
担当 :平田
参加者:7名
概要
交通事故や銃による損傷で脳の手術が必要となった場合、頭蓋骨内にセンサーを埋め込み圧力と温度を計測する。しかし、現在のハードウェアではデータ通信のためにワイヤーを通す必要があり、そこから感染症や炎症を起こす危険性が高いとともに、不要になったセンサーは再手術により取り出さなければいけないというリスクがある。
その問題を解決するために体内で分解されるセンサーを開発。センサーは主にマグネシウムとシリコンでできており、そのほとんどが生分解性である。またデータはワイヤレスで取り出すことができる。マウスでの実験により、現在使われているセンサーと比較しおよそ同程度の精度・確度での圧力および温度の計測が可能であった。
議論
埋め込み型センサーが一般化したときのメリット・デメリット
◯何のセンサリングをするか?
埋め込み型にする必要性のありそうなものは「血液系」
血液系
頻度
・血糖値 毎分
・ガンのマーカー 月一回
・中性脂肪 日一回
・酸素飽和度 毎分
・血中ホルモン 毎分
電気系
・心電 数百Hz
・神経細胞 毎秒
・脳波 毎秒
その他
・体温 毎秒
・心拍 毎秒
・mRNA たくさん
・血圧 毎秒
・呼吸数 毎秒
・神経伝達物質 毎秒
・腸内メタゲノム 年一
◯血液系を計測する埋め込み型センサーについて
メリット
・同時に複数のデータが取れる可能性がある
心拍、脈拍、血圧等
デメリット
・埋め込む難易度が様々 大抵大変
・センサーの大きさによってその負担もいろいろ
・どこに取り付けるかが問題になってくる
血管に刺す場合、動いた時の負担が不安
・メンテナンスが必要
人間ドックで定期的にメンテナンスをするサービスを行えば解決?
まとめ
やはり手術をするのは嫌なので
非侵襲的に計測できるセンサーの開発を進めて欲しい
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