2016年2月9日火曜日

[火曜討論会2015] ​大学生物の教科書 第5章 光合成:日光からのエネルギー (B4 田河)


担当:田河

参加者:9名

概要:
- 光合成は日光のエネルギーを補足し、CO2とH2Oを糖質(グルコース)とO2にする代謝経路
- 光合成は明反応と暗反応の2つが存在
- 明反応は光エネルギーをATPと還元された電子伝達体の形の化学エネルギーに変換
- 暗反応は光を直接利用しないでATP、電子伝達体、CO2を用いて糖質を産生する。→3つ種類存在(カルヴィンサイクル、C4光合成、ベンケイソウ型有機酸代謝)
- 光合成を行う際はいくつかの異なる吸収スペクトルを持つ色素が利用される
- メインな色素はクロロフィル
- 光合成におけるエネルギー損失は多い
- これを向上できると未来の資源の有効活用に繋がる

議題:夜間にも使えるエネルギー源
■現時点で使えるもの
  • マグマ
  • 風力
  • 引力(潮力)
  • 石油、ガス(その他化学エネルギー)
  • 温度差
  • 電磁波、地場
  • X線(DNAに悪い)
  • 音波
■実際に使えるか
  •  マグマ(ある場所限られる→分子を1%励起するのには6800度必要だがその温度だと分子壊れてしまう)
  • 風力(励起状態にもっていけないかも、ミクロレベルでは安定しない可能性あり)
→光は分子を励起状態に持っていくのが容易、どこでも安定して手に入る

■そもそもエネルギーで何をできればよいか
  • 分子を励起状態に持っていく
  • ただし励起しすぎても悪影響がある


まとめ:
光の代わりにエネルギー源にできそうなものはありそうに思えたが、案外分子レベルで励起状態に効率よく持っていけるものが他に余りなさそうだということがわかった。
波であり粒子であるという光の特殊性を痛感できた議論になったと感じる。



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