2021年6月16日水曜日

細胞の分子生物学 7章 遺伝子発現の調節  第1-3節 (p369~p392)

議題:転写調節因子としてあまり安定ではないホモ二量体やヘテロ二量体を用いたのはなぜか。

結論:溶液内でほとんど単量体にすることで移動性を高めゲノム内情報量を節約し、その組み合わせの二量体を転写因子にすることで特異性・親和性が上がりシス配列占有率の制御も容易になるから。






  

2021年6月14日月曜日

細胞の分子生物学 第6章

議題:ターミネーターの塩基配列がプロモータのそれよりも多様性がある理由
結論1:多少雑にターミネーターの塩基配列を与えてもヘアピン構造を形成し、その機能を果たすから
結論2-1:細胞規模では転写回数の減少に伴い、細胞内全体におけるエネルギー使用量が減少するためエネルギーの節約となるから
結論2-2:塩基対規模では「エネルギー障壁の高さ」と「塩基配列の正確さ」に相関があるが故に、エネルギー障壁が低い終結反応においては多様な塩基配列があるほうが理にかなっているから







2021年6月3日木曜日

細胞の分子生物学 第5章

担当者:冨樫

議題:3'→5'伸長するポリメラーゼはなぜ生まれなかったのか

結論:DNAの5'末端で伸長反応を行う場合、ヌクレオチドを間違えて付加した場合に修復反応を行うと裸の5’末端が生じてしまい、DNA合成が続けられなくなってしまう。