参加者 :7名
節の概要
8-1:細胞の単離と培養方法、胚性幹細胞(ES)細胞と抗体の作成について8-2:細胞の構成物の分画、タンパク質の分離手法
8-3:タンパク質やその相互作用の検出手法、構造解析やコンピュータによる配列比較など
議論点
iPS細胞を用いた再生医療について
- 例:iPS細胞から作成した網膜細胞の移植(9/12)
- 患者の皮膚細胞から作成
- 1.3×3mm のシート
- 作成に10ヶ月
- iPS細胞作成:4ヶ月
- 分化:4ヶ月
- 培養:2ヶ月
- iPS細胞について
- ES細胞……胚性幹細胞、時に万能細胞とも
- iPS細胞……人工多能性幹細胞
- 今のところES細胞ほどの分化能はない
- 元とする細胞や分化の方法で何種類か方法が存在
→目標としてはES細胞並みの分化能を持つ細胞に初期化 - 拒絶反応が起こりにくい点は再生医療にとって非常に有利
- iPS細胞の課題点
- コスト
- 製造にクリーンルームが必要で維持費も高い
- 与える成分によっては培養液が高くなりそう
→安価にできれば普及に効きそう - 分化能について
- 正しく分化できたかどうかについては判断し易そう
- 分化させる細胞によって収率は変わるのではないか
- がん化の可能性
- 初期化要因のc-Myc遺伝子ががん化要因になりうる
- 代わりにL-Mycを用いる案
- 未分化細胞がテラトーマ(奇形腫)の原因になる
- ヒトに近い動物で試験するのが難しい
- 臓器のような複数種類の細胞が分業する組織を作るにはある程度まとまった量の細胞が必要
- 問題点まとめ
- 費用や時間がかかる→培養(量産)技術が必要
- 分化の多様性や正確さ
- がん化したり腫瘍の原因とならないか
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