担当 : 甲斐
参加者 : 6人
概要
海馬CA2亜領域に存在する独特なニューロン群が、不動状態にあるときに現在位置についての信号を発しており、それはこれまで明らかにされていなかった海馬全域にわたる回路網パターンとの関連で行われていることが分かった。また、場所の信号発信は、徐波睡眠時に多く現れる短い脱同期期間まで持続していた。従って、海馬は不動状態にあるときでも現在位置の明確な表現を生み出しており、これは動いていないときに起こる経験に特異的な記憶過程があることを示している。
議論点
帰巣本能との関係
帰巣本能
・現象
・能力(機能)
こうした能力はなぜ発達した?
・環境に適応することで発達
例. 人は生きていける範囲が広く、動物ほど帰巣本能が強くないのでは
・安全性の確保のために発達
・行動範囲の広さによるのでは
海馬の機能として周辺の位置情報を漠然と認識
→帰巣本能と合わせることで帰れるのでは
まとめ
動作時と非動作時における位置の認識について考えたことがなかったので面白いと思った。今回、海馬においてそういった機能があるというのは、今までの認識からすると意外であった。脳の他の部分にもそういった機能があるのだろうと思うと興味がわく。
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