2025年12月4日木曜日

大学生物の教科書 第5巻 第23章 環境における生物

 【議題】もし人間が南西オーストラリアに窒素(肥料など)を過剰に供給したらどうなるか

【結論】窒素が増えるとイネ科の植物が入ってきた場合に山火事のサイクルが早くなり、在来植物は成長速度が追いつかず、外来植物が生き残って生態系が変わる可能性が高い。



2025年12月1日月曜日

大学生物の教科書 第4巻 第22章 動物の進化と多様性

【議題】頭部を持つ左右相称性動物が感覚器と神経系を頭側部に集結させ、頭部を先頭として移動することはどのような優位性があるか。
【結論】左右相称性動物が感覚器と神経系を頭部へ集中させ、頭部を先頭として移動するのは、情報処理の高速化、コストの削減、効果的な攻撃・回避、移動方向の明確化による判断効率の上昇といった進化的優位性を提供する。これらの利点がデメリット(損傷時の脆弱性)を上回ったため、この形態は多くの動物群で進化的に選択され続けてきたと考えられる。


2025年11月18日火曜日

大学生物の教科書 第4巻 第21章 地球上における生命の歴史

【議題】環境依存の生命の進化を考えた時、知的生命はどのようにしてそれに向き合っていくべきか。

【結論】 倫理、信条、主義により「どう向き合うか」は統一的な結論が出ないが、環境変化を予測し、生態系を知ることでそのとき適切な判断をするための知見を得ることができる。


2025年11月11日火曜日

大学生物の教科書 第4巻 第20章 種分化

【議題】現代の人為的な物理障壁は異所的種分化に影響を与えるか
【結論】現時点では、人為的要因による異所的種分化は自然界では確認されていない。しかし、実験室内では実証済みのため、将来的に起こる可能性は否定できない。

 

2025年11月4日火曜日

大学生物の教科書 第4巻 第19章 系統樹の復元とその利用

 【議題】 未知の病原体のヒトへの感染リスクをどのように評価できるか。また、その知見をどのように活用するか。

【結論】未知のウイルスへの感染リスクは、系統樹解析により推定できるが、既知のウイルスの情報に依存していることに加え、実際にヒトへ感染するかは実験的検証が必要であるという問題がある。そこで、AI解析や構造予測などの他の手法を組み合わせて評価し、接触率や重症度なども考慮して総合的にリスク評価を行うことが重要となる。また、このようなリスク評価による知見を用いて、感染リスクの高いウイルスに優先的に対策を講じることが求められる。









2025年10月30日木曜日

大学生物の教科書 第4巻 第18章 進化のメカニズム

 【議題】ヒトも、高温に耐えることができる遺伝子型を持つことで、地球温暖化に対応することができるのだろうか。また、それは実現可能なのだろうか。

【結論】HPSの活性化や、発汗に関わる遺伝子を調整することである程度は地球温暖化にも対応できそう。コリアスチョウのような特定の生物における酵素をヒトに取り込んでも、同じように酵素が働かないため、高温に対する耐性は上げることは期待できない。



2025年10月27日月曜日

【議題】成長が個体の一生を通して続く生物、途中でほぼ安定した最終点に到達する生物の違いは何か。

 【結論】成長が個体の一生を通して続くか、途中で止まるかの違いは、生物がどのように体温と代謝を制御しているかによる。

恒温動物では性ホルモンが成長を止める一方、変温動物や植物は環境要因に応じて成長を続ける。
➡ この違いは、生物が進化の過程で獲得した成長戦略の多様性を示している。