2014年10月6日月曜日

[MBC2014]8-4,8-5 DNAの解析と操作 遺伝子の発現と機能の解析

担当:佐藤
参加者:7名

節の概要
8-4,8-5 DNAの解析と操作 遺伝子の発現と機能の解析

議論点
遺伝子機能特定方法の今後

 ーーーーー現在ーーーーー
 □現在の目標…全細胞、全条件での網羅的調査
        全細胞 → できそう(全細胞のDNAメチル化解析)
        全条件 → 条件が何かまだわからない場合すらある
               (全てのノックアウト組合せの解析、
                現実的にはある程度予測して2ペアくらいでやる)
 
 □現在の手法
  ○ノックアウト(遺伝子から形質を探す) ・・・現在の主流
    L 発現量測定(DNAマイクロアレイ)
    L 過剰発現(量を減らしてダメなら増やそうという考え)

  ○スクリーニング(形質から遺伝子を探す)
    L タンパク質のスクリーニング
    L 変異体のスクリーニング(GWAS)

  ○個々のタンパク質機能の解析(現在まだよくわかっていない)

 □現在の問題点
  ・ ノックアウトしただけでは形質に変異が出現しない場合がある
   →ある特定条件下において起こる可能性がある=条件特異性
   →全遺伝子のモデル化まで到達していない
   →様々な条件(環境因子等)も含んだモデルの作成
            ↓
 □問題への対処
  書かれていない要因(実験環境のデータなど)をどうデータ化する手段が必要
  考え得る手段は
   ・ データから要因を推定する(難しそう)
   ・ 自分たちで条件を記録しながら再実験
    (全ての条件を記録するわけにはいかない、ある程度絞る必要性)
  実例として、稲の栽培における環境データを集めた研究がある
  このような研究は手間(時間とお金)がかかる
   →今はまだマニアックな部類
               ↓
     未来の遺伝子機能特定方法の開発の糸口に?
 

 ーーーーー未来ーーーーー
 全タンパク質のシミュレーションが可能となり、より精密なモデル作成ができるように...
 


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