2015年7月10日金曜日

[火曜討論会2015]大学生物の教科書 26章 生態学的群落(コミュニティ)

担当:平田
参加者:9名

概要:
・ある限られた地理的領域の中で共存関係にあり、互いに相互作用をする一群の生物種のことを"群落"という。
・群落は時間や場所によって変化していくものである。
・群落を理解し、人類が生態系から得られる恩恵を損なわないようにするのは大切である。

議題:
擾乱に強い群落の特徴



○擾乱とは?
 大きくは環境変化のこと(例:火山噴火、森の地滑り)

 擾乱の規模はそれぞれ
 ・火山噴火
  広範囲 長い周期で定期的
 ・隕石落下
  広範囲 急に訪れる
 ・川の氾濫
  狭範囲 定期的

擾乱により生物の住む場所・食べるものが変化するだろう



○擾乱に”強い”とは?
 大きく二つのことが考えられるだろう。

 1 変化の起きた環境を元に戻す強さ
 2 変化した環境に適応する強さ


○"植物"は1の強さの代表格ではないか?
・必要とするエネルギーが普遍的である
・場所を移動しても生きていくことができる
・植物がなければ他の動物が住むことができない
 →群落が擾乱に強い条件として”基盤となる植物が存在”することが必要?



まとめ

○ 以上を踏まえて擾乱に強い群落の特徴にはどのようなものが考えられるか?

・フィードバックができる
・群落中の生物が生きるための選択肢が多い方がよい(例:雑食)
 ー人間にもベジタリアンや肉だけを食べる人もいる。
  生きるための選択肢が多い方が群落中の生物種の変化に耐えることができる。
・群落中の全ての生物の生き方が最適化されていない方が強い
 ー完全に最適化される前に定期的に変化が起きている状態の方がよい

0 件のコメント:

コメントを投稿