2020年12月15日火曜日

News & Views How DNA and RNA subunits might have formed to make the first genetic alphabet

 担当:近藤

参加者:6名


【議論点】

本文の仮説が正しかった場合,RNAとDNAの両方のヌクレオチドを含む核酸分子はなぜ分離をしたのか

  1. DNAとRNAの構造的なちがい
    ・糖が異なる
    ・塩基の違い(ATGC)と(AUGC)
    ・RNA1本鎖、DNAは2本鎖
    ・DNAは変異が少ない
    ・RNAは分解されやすい
    ・DNAは構造を作りにくい(安定)
    ・RNAは水素結合しやすい
  2. DNAとRNAの機能的な違い
    ・DNA(2億5000万塩基対)RNA(数千塩基対)
    ・RNA1本鎖、DNAは2本鎖(lifespan)
    ・DNAは極性がない
    ・DNA情報の保持、RNA伝令、アダプター
  3. RNAとDNAの両方のヌクレオチドを含む状態の定義 ・同じ分子内にDNA(情報保持)RNA(伝達)が両方の機能がある ・伝達と情報保持の区別はない伝達分子のみを分解する酵素はない →分解する場合、遺伝情報自体も両方分解 ・塩基対ができる→2本鎖になれる ・分子の状態で機能を区別できる
  4. 核酸分子を分離したことによるメリット
    必要な部分のみを切り出せる(状態を区別できない場合) ・伝達分子のみを分解することができる(状態を区別できない場合) ・状態(複製と転写)の区別が簡単 ・遺伝情報の修復の際に(一本鎖になるから)状態の区別が難しい(状態で区別する際)
  5. 結論
    RNAとDNAを分離した方がメリットが大きいため分離したと考えられる。

0 件のコメント:

コメントを投稿