担当:近藤輝
参加者:6名
[議論点]
なぜ真核生物のRNAポリメタ➖ゼは3種類あるのか?
原核細胞と真核細胞のRNAの生存時間の違い
・原核生物のmRNAの生存時間は5分程度
もし転写にミスが有ったとしても間違ったタンパク質の合成は5分程度で影響は小さい.
・真核細胞のmRNAの生存時間は原核細胞に比べ長い
転写ミスのmRNAは長い間、間違ったタンパク質を合成する
➢ 原核生物に比べて転写ミスのmRNAの影響は大きい
もし転写にミスが有ったとしても間違ったタンパク質の合成は5分程度で影響は小さい.
・真核細胞のmRNAの生存時間は原核細胞に比べ長い
転写ミスのmRNAは長い間、間違ったタンパク質を合成する
➢ 原核生物に比べて転写ミスのmRNAの影響は大きい
転写ミスを減らす手段
RNAの品質管理を行うため,RNAの種類ごとにRNAポリメタ➖ゼができたのでは?
真核生物ではRNAの種類により,核外に出るまでのプロセスが異なる場合がある.
異なるRNAポリメタ➖ゼがあれば,RNAの修飾のミスを防ぐことができるのでは?
RNAの種類により合成法が異なる
RNAの種類により合成方法は異なる.
原核生物のように1つのRNAポリメタ➖ゼですべてのRNAを合成することは難しいのでは?
結論
真核生物ではスプライシングなどのRNA合成後もRNAを加工する必要があるため,RNAの分類をする必要がある.更にRNAの寿命が原核生物に比べて長いため,転写ミスの影響が大きい.そのため,RNAの転写ミスを減らす手段の一つとして複数のRNAポリメタ➖ゼが存在すると考えられる.
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