参加者:6名
[議論点]
快適な生活環境はヒトの進化を抑制するか促進するか
1. 進化の定義
進化は変化と捉えることができる。
・適応的な変化
ex)居住地によるメラニン色素の量の変化
・適応的でない変化
ex)血液型の偏り
適応的な変化を進化として議論した。
2. 適応的な変化を抑制する
・技術の発展により生活環境の自由度が向上
→自ら調整するような機能が発展しない
・適応度によらず子孫を残しやすい
・グローバル化によって、必要な機能が曖昧になる
3. 適応的な変化を促進する
・技術で補える必要のない機能が消える
→機能、エネルギーの効率化
単純になり繁殖の効率が上がる
・寿命が延びることに伴い、機能が長持ちするように変化するかも
・寿命を延ばすことが種の繁栄にメリットになるとは限らない
(食糧の不足など)
・高齢な個体が存在することによって知識が継承される
4. バリエーションの増加
現在の生活環境によってバリエーションは増加すると考えられる。
・医療等の発展によって不利な遺伝子が維持される
・グローバル化による離れた地域のグループどうしの交配
5. 快適な生活環境について
現在は地域や経済レベルによって快適度が大きく異なる
→多様性につながる可能性がある
結論:
快適な生活環境は、抑制と促進をどちらも生じさせる可能性があり、地域や状況によって抑制と促進のバランスは異なると考えられる。
0 件のコメント:
コメントを投稿