2020年6月2日火曜日

細胞の分子生物学 4章 DNA,染色体,ゲノム

担当:高沢
参加者:6名

[議論点]
快適な生活環境はヒトの進化を抑制するか促進するか

1. 進化の定義
進化は変化と捉えることができる。

・適応的な変化
 ex)居住地によるメラニン色素の量の変化

・適応的でない変化
 ex)血液型の偏り

適応的な変化を進化として議論した。

2. 適応的な変化を抑制する
・技術の発展により生活環境の自由度が向上
→自ら調整するような機能が発展しない
・適応度によらず子孫を残しやすい
・グローバル化によって、必要な機能が曖昧になる

3. 適応的な変化を促進する
・技術で補える必要のない機能が消える
→機能、エネルギーの効率化
 単純になり繁殖の効率が上がる
・寿命が延びることに伴い、機能が長持ちするように変化するかも
 ・寿命を延ばすことが種の繁栄にメリットになるとは限らない
 (食糧の不足など) 
 ・高齢な個体が存在することによって知識が継承される

4. バリエーションの増加
現在の生活環境によってバリエーションは増加すると考えられる。
・医療等の発展によって不利な遺伝子が維持される
・グローバル化による離れた地域のグループどうしの交配

5. 快適な生活環境について
現在は地域や経済レベルによって快適度が大きく異なる
→多様性につながる可能性がある

結論:
快適な生活環境は、抑制と促進をどちらも生じさせる可能性があり、地域や状況によって抑制と促進のバランスは異なると考えられる。

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