2020年5月12日火曜日

細胞の分子生物学 1章 細胞とゲノム

担当:大林
参加者:6名

[議論点]
なぜDNAとRNAで1種類だけ塩基が異なるのか

1. DNAとRNAの塩基が異なる理由を考える
・TとUの合成のしやすさに違いがあるのではないか。
 ・合成しやすい化合物は壊しやすい。→大量合成、大量分解が必要なRNA向き。
 ・DNAは壊れにくい方が良い
・情報の流れ:DNA → RNA → タンパク質
 ・タンパク質合成にUの存在が有利な可能性

2. DNAとRNAで1文字だけ異なるのは何故か?
・一文字異なれば、分子として区別するのに十分。
 ・DNAとRNAの区別の必要性
  ・原本(DNA)を保護
  ・役割の違い
・無闇に違いを増やしたくない。
・共通部分が多い方が合成経路が簡潔で良い

3. なぜACGではなく、Tが異なるか?
・部分構造
 ・Tには水素結合に直接関与しない、CH3がある。
 ・CH3の有無で構造の自由度が変わる。
・全体構造
 ・水素結合の数(3 or 2):少ない方が自由度が高い。AかTが良い。
 ・環の数(2 or 1):少ない方が合成がシンプルで、アレンジしやすい。CかTが良い。


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